人気の「やまびこロード」です。
その昔、渋滞するR156の抜け道として知りました。
山間の集落をつなぐ快走コース
              ・・・のはずでしたが?
AM . 5 : 30 道の駅「古今伝授の里やまと」スタート。
しばらく緩い起伏を繰り返し、

AM . 6 : 10 道の駅「白尾」着。(460m)
この先の横平峠を目指します。
阿多岐ダムに登る県道316から分かれ県道82へ、
またすぐに山に向かう細道に入りました。
この道で良いのかどうか?不安になりましたが、
オバサンが運転する車と擦れ違いました。
どうやら生活道路のようです。何とかなるでしょう。
意外に急な登りでした。

AM . 6 : 40 横平峠着。(720m)
峠のカンバンはありませんが、古いお地蔵様がいます。
この下で工事をしておりその機材置き場となっているようで、
峠の雰囲気はまったくありません。

何はともあれ、待望のダウンヒルの始まりです。

短い下りを楽しみ県道316を北上、

AM . 7 : 20 鷲ヶ岳スキー場前着。(794m)
八百憎谷沿いの細道を下降し高鷲小学校前へ(540m)、県道452を鷲見川沿いに緩く登り、

AM . 7 : 45 恵比寿峠着。(約600m)
緩く曲がった切り通しは小広く、道標などはありません。
お揃いの前掛けをした二体のお地蔵様が、
わずかな峠の名残になっています。
AM . 8 : 10 「鷲見大橋」(770m)
恵比寿峠を後に県道452を緩く登って行くと、蛭ヶ野高原に登って行く県道321と交差します。
まずは、このまま県道452で山越えし荘川へ抜ける予定です。
鷲見川が細くなると、
路面状態が厳しくなってきました。
先行きが心配ですが、
あまり酷くなるのであれば引き返すだけ。
ダートはMTBに任せたいものです。
AM . 8 : 55
 郡上市鷲見ー高山市荘川町境界線着。(1180m)
この林道のサミットであり本日一番峠らしいポイン
トなのですが、旧街道では無く名前はありません。
ひと息入れて一色川沿いの道を下り降ります。路面状態はいくぶん良くなりました。
一色国際スキー場辺りからは幅広できれいな路面になりスピードも上がります。

AM . 9 : 10 国道158出合い着。

AM . 9 : 15 道の駅「桜の郷荘川」着。(820m)

次に登る野々俣峠(町屋坂)への道を探していると、
橋のたもとに立派なカンバンがありました。
ふと川を覗き込むと多くの釣り師が入っています。
今日は荘川の解禁日だったようです。
町屋橋を渡り山に向かうとすぐに「ダナ林道」の標柱を見付けました。
ここが野々俣峠(町屋坂)の登り口です。
しばし急登、東海北陸自動車道の上に架かる「イワス橋」を渡り、
平坦になった道を尚も行き、
AM . 9 : 40 野々俣峠着。(905m)
細くストレートな切り通しでした。
標柱その他「峠」を示すものは何も
見つかりません。
Webでは昔の峠をかなり掘り下げた
ので、高い所にお地蔵様が取り残さ
れているとのこと。
下から適当に見上げるだけでは
見付けることが出来ませんでした。
峠を下り、
翠峯苑という別荘地を登りました。
翠峯苑内は迷路のよう、
脱出に手間取りました。
AM . 10 : 15 翠峯苑事務所前(960m)
何とか抜け出すことが出来ました。県道321をたどり、

AM . 10 : 35 鷲見大橋着。(770m)
後は朝来た「やまびこロード」で郡上大和を目指すだけです。

鷲ヶ岳スキー場前を通過すると緩い下りに掛かりました。
アルミのドリンク・ボトルを新調したのですが、朝からボトル・ケイジのビビリ音が気になっていました。弾みでボトルが落ちないようケイジを整形して来たのですが微妙にビビリます。
道は下り勾配が少し強くなり右へ緩くカーブしていきます。
まだまだノー・ブレーキでも乗り切れそうに見え、油断しました。
右手をブレーキから離しボトル・ケイジのところへ。視線も進行方向から外れました。
気が付くとかなりのスピードになっていました。( over 30km/h?)
まだ余裕です。
このところブレーキに慣れ、ブラケット上からブレーキ・レバーを操作することが多くなっていました。
しかしこれだけスピードが上がってしまうと、十分力が入らないブラケット上からの握りでは直ぐに減速できません。慌ててしまいました。道端には砂利が落ちていて急ブレーキは禁物。
腰が退けると外足に乗れず、軌道はドンドン外へ膨らんでいきます。
スキーと同じ。気後れすると行きたくない方へ向かって行くのです。

あきらめました。怖くて逆らえません。
ブレーキ・ブラケットを握ったまま宙に浮きました。
何故か自然にビンディングペダルが外れ、跳び箱を跳んでいるような感じでした。

スピードオーバーに気が付いてから一瞬の出来事、何も出来ません。

どんなふうに草藪の中を転がったのか?まったく分かりません。
ヤブから出てくると頭から爪先まで泥だらけになっていることに気が付きました。
道路脇の側溝に落ちている自転車を拾い上げると、自分と同じように泥だらけです。
このところの雨でヤブの中はぬかるんだままだったのです。

格好悪くて仕方がありません。殆ど車が来なくて助かりました。
側溝を流れる浅い水で洗えるものは洗い、出来る限り急いで体裁を整えました。
自転車が壊れていないかとても心配でしたが、擦り傷はあるものの「折れ・曲がり」は無いようです。
少し落ち着いて来ると、この自転車購入時ショップの店長の忠告を思い出しました。
「ロード・バイクで事故ると必ず大怪我になります。くれぐれも注意してください。」
草ヤブではなく、アスファルトの上であれば・・・。 想像すると悲惨です。

「格好悪い」と思ったのですが、とても運が良かったのだと気が付きました。
MTBでさんざん転けまくった経験も、「自転車を捨てる勘」?を養っていたのかもしれません。
そして何よりも
この強烈なヤブが幸いでした。

「立ち転け」は何度かありましたが、
本格的な?落車は初めてです。

やっと一人前かな?

PM . 0 : 00 道の駅「やまと」帰着。

本日総走行距離 91km

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